TRIO JR-500S

往年のトリオの受信機を入手しました。火入れは勿論、クリーニングさえやってません。コリンズタイプのWスーパーとの事です。
正面パネル
左右対称です。操作箇所が少ない。
右上のRF GAINはSW付きの部品と交換されていました。
内部を観察すると周波数表示の目盛校正の為か3500kHzの
水晶使用の基板が増設してあります。

これは当方の勘違いでオリジナル製品にSW付きのVRと
基板が付属品としてあったらしいです。
但し必要な部品は自分で入手せよ との事です。

プリセレクターの右に前の持ち主のコールサインが。

価格を下げる為か幾つか簡素化したところがあります。
上斜め後ろ

電源トランスがパネルの直ぐ後ろにあります。

向こう側右隅みのケースの手前にあるのがキャリブレータ基板。
別の個体ではこの位置にオーディオの出力トランスを
変更設置する例があります。

中間周波増幅段のIFTが無く小型のメカフィルを使っています。
そして一段目のフィルターは国際のK型メカフィルを換装する為の
取付穴があけてあります。

背面右下のアンテナ端子の左にUHFタイプの同軸コネクターを
配した物もある様です。
左下フューズホルダーの右には四角い穴があり
画像では見えませんが115V 230Vの切り込み文字
がありましてシャーシが輸出品と共通だと分かります。
シャーシ内部

高周波同調コイルが簡略化されています。

真ん中の赤い色の基板はVFOでしょうか?

左端に見える赤い色のビニール戦はアンテナからの同軸線
ですが配線が不自然。